今回は、最近話題にもなり始めたKodakのフィルム、「ProImage100」。去年使ってお気に入りのフィルムだったので、今回もう一度買っちゃいました!
前回はいつもお世話になっている名古屋駅にある「ダイヤモンドカメラシュシュ」で現像・データ化をし、今回は早くみたかったので地元のカメラのキタムラで現像・データ化をお願いしました。
やはりインスタ映えのような写真を目指すならシュシュさんの方がフィルムカメラらしい色味になっていましたがキタムラでの現像はまた少し違いました。
後々比べてみるのでそちらもご覧ください!
Kodakフィルムの値上げ情報が入りました!気になっているフィルムがありましたら今買うのがいいかもしれません!!!
【Kodakに聞いてみた!】2021年 Kodakフィルム値上げ!?いつからどのくらい値上げするの?
もくじ
ProImage100ってどんなフィルム?一本から買える?
ProImage100は、国内では正式に販売されていない海外向けのプロフェッショナル用のネガフィルムです。
他の方が書いている通り、国内未発売ということ以外はあまり書かれておらず、ホームページも見つかりませんでした。
こちらが海外のホームページになりますが、見当たりません。
現時点でわかっていることは、
ISO感度が100で36枚撮りのフィルムで、お値段があまり高くない!その代わりあまり売っているところがない・・・。
というフィルムです。
一番安く買う方法は、Amazonなどで五本パックを購入することです!
でも・・・一本だけとりあえず試しに買いたい! って方にはこちらがお勧めです。
また、名古屋近辺ではダイヤモンドカメラシュシュにもバラ売りしていました。
関東圏なら、カメラはスズキや、チャンプカメラにあるみたいですよ!
チャンプカメラさんの品揃えは東海にも欲しいレベルです・・・!よくみると下の方にProImage100がありますね!
\おはようございます📸/
本日もチャンプカメラ全店、元気に営業中です♪
全店「10:00~19:30」営業、カラーネガ現像の当日仕上げ受付は「基本19:00まで」となります。
— チャンプカメラ (@champcamera) September 18, 2020
現像は、C-41工程で、普通のカラーネガフィルムと同じ要領で現像することができます。
さて!早速、現像した写真たちを見てみましょう〜!!
ProImage100× シュシュプリ
まずはこちら、京都嵐山の山から撮った一枚。青空もきれいに出ています!粒子感はEktar100やportraの160に比べるとある気がしますが、それがまたフィルムらしさがあっていいと思います。
ポートレートはどうでしょう?この写真は何度かここカメ!にも登場していますが結構いい感じだと思います。肌の色が黄色になりすぎず、明るい雰囲気で撮れていますね!写ルンですの作例もアップしたいところですが、ほとんど人が写っている写真で許可が降りそうにないのでまた取り直してきます・・・!
写ルンですのKodak版、ファンセーバーの記事が最近人気です!こちらもご覧ください!

逆光耐性も見てみましょう。レンズの性能がモノをいうところではありますが、こんな感じです。Kodakらしい色味ですよね〜!暖かいような黄色いような、僕は好きです!
室内でお団子を撮ってみました。少し白飛びしがちですがこんな感じです!室内で撮ると少し暗いのか、粒状感が増す気がします。
こちらもポートレートです。すっごくいい笑顔ですっごくいい色味なのですがスタンプでごめんなさい泣。彩度が少し低めなお陰かとてもいい印象です。
ちなみに、これは去年の写真です。まだカメラのタイムスタンプが生きていた頃(2019年までしかなかったんです)で、アナログな表示がお気に入りでした。
こちらは縦写真です。左の写真は同じく京都で、前ボケを使ってみました。右の写真は駅のホームで撮ったモノで、LEDライトの下では色味の変化が少ないことがわかります。ISO100ながら、暗いところにも強いのかなと言った印象です。顔の色も変な色になっていたりすることなく写っていますね!
同じ駅のホームで撮ったモノです。少しぶれていますが、フィルム写真ではブレも味かなって思います。LED蛍光灯は色味が変わらなくていいですね!夜でも使えるフィルムです♪ただブレますが笑
ここまでがシュシュプリです。現像の時、「少し明るめで」とお願いしてこの仕上がりになっています。もしかしたらインスタグラムなどでよくみる感じの色合いに調節してくれたのかなと今なら思います。
なぜかというと本日キタムラでも同じように「少し明るめで」とお願いしたら違うフィルムなのかも?って思う写真も何枚かあったからです。詳しくみていきましょう!
ProImage100×カメラのキタムラ
デジタルっぽい仕上がり?
どう違うのかというと、なんとなく全体的に彩度が高いんです。どことなくデジタル感もあるような印象を受けました。早速みてみましょう。
この写真が一番撮っても鮮やかな印象です。でも美味しそうな感じは伝わりますよね!先ほどまでのフィルムらしい写りとはまた違って、フィルムらしさを求める人からすると「普通」と言った感想になりそうな気がします。
青空の感じは同じ系統にある気がしますが、少し鮮やかな印象です。明るさ補正をあまりかけないとこういう仕上がりになるのでしょうか。
さて!このオレンジ色のフェアレディZですが、我がここカメ代表のこうちゃんの愛車です。ここカメ!では新シリーズとして、写真の撮り方をレクチャーしつつオーナーさんと愛車との関係を物語にしています。第一弾がこうちゃんとZ。最近フェアレディZの新型が登場したということもありZ33にかける思いを紹介しています。よかったらご覧ください!

詳しい説明はこちらです。↓

さて続きです。
こちらがこうちゃんです。なんだか少し赤色に色被りしているような・・・まるで期限切れ?とも思える色味ですが2022/5が期限です。
彼が使っているカメラはEOS1v。これはフィルムカメラCanonのフラッグシップ機です!

いやー70−200の白レンズと合いますよね!
赤みといえばこちらの写真。夕暮れ時に撮ったんですがなんかおかしな色になっちゃってます。どうしたんでしょうこれ。同じ時間にスマホで撮った写真があります。
普通でしょ!?時たまこういう不思議な写りをするのもフィルムならではなのかもしれません。
フィルムならではといえば蛍光灯や古い照明は緑っぽく写ります。暗いところほどこの現象が現れるようです。これを防止するには専用のフィルターをつけるといいでしょう。蛍光灯下でもしっかりほぼそのままの色味で写りますよ!
今回はフラッシュを焚いて撮ったので背景が暗くなり、尚更緑っぽい写りになってる気がします。このフィルターはケンコー・トキナーにお電話で確認したところ、「ポジフィルムでもネガフィルムでも使えるもので、デイライトフィルムを使って室内で撮るときに使います。生産終了しているので現行流通品が売り切れたらおしまいなのでお早めに」ということでした。
こちらを使うと補正できますよ!
フィルムらしさも!
普通のポトレはどうなのかな?ということで外で撮ってみました。すると、期待していたフィルムらしい写真を撮ることができましたよ〜!
外って言いつつ車の中ですが、肌の色味とかKodakのフィルムらしい色味ですよね〜!ピースしている手でわかると思います。
やはりProImage100の肌の色味、僕は自然な感じがしてとてもお気に入りです。キタムラでデータ化するときは少し彩度を落としてもらうといいかもしれませんね!できるのかどうかわかりませんが・・・。
これが今回キタムラで現像した写真で一番ProImage100らしい仕上がりだったと思います。低彩度でノスタルジーです。喫茶店て映えるところはとっても良きですよね。
こちらは奈良の明日香村です。とてもいい場所で、日本の原風景ともいえる景色は、フィルム写真で撮り歩くのも良きかなと思いましたがあまりの暑さで車に避難しました笑笑。緑の彩度はあまり高くないようです。青空だったんですが少し白飛び気味ですね・・・。

公衆電話越しに撮ったこの写真。いろいろ映り込んでいますがそれまた良きなんです。ノスタルジー感でてる気がしますぞよ〜〜!!
【重要追記】Kodak社からデータシートや特徴など詳細を入手!!
詳細があまりわかっていない・・・ということで、今回、Kodak社にメールをして聞いてみました!
国内未発売ということで、アメリカ本社のお問い合わせページに英語でメールを送った返信がありましたのでご紹介します!(掲載許可済みですっ!)
ちなみに英語のメールは日本人の方から日本語で返信がありました笑笑
ご丁寧にありがとうございました。
結局どんな特徴のフィルムなの?
まずは、どのような位置付けのフィルムなのか、もしかして廃盤になってしまっているからホームページにないのか?と聞いてみました。すると、
Professional Pro Image 100 FilmはWW現行流通製品です。ただし国内では正式導入はなされておらず、ここ一年くらい流通お客様の要望で受注発注されております。国内では主にECルートで販売されている様です。
もともとスタジオ撮影用にデザインされたプロ用フィルムですが、そのベースはコンシューマー用のゴールド100フィルムの乳剤であり、プロ用に人肌などのニュートラルトーン再現を最適化するように出荷範囲基準を特定している製品です。
ということで、ポートレート向けなのかなと思います!お値段が低価格帯ながらポートレートが上手に撮ることができるという魅力をやはりもっているようです。
データシートを読んでみましたが、特徴としては
・高彩度で正確な色味、肌の色の再現性
・露出不足になりにくい広いラチュード。
・室内温度での保存が可能。
・長時間、現像前の保存が可能。
・プリント特性はGOLDフィルムに似ている。
とのこと。
あまり日本では使われない(気がする!)ソーシャルフォトグラファーってなんだろうということですが、これは、「Social Photographerというのは、スタジオや宣伝(
データシートを公開!!(掲載許可済み)
今回、先程のふきだしのメール文意外に、データシートを添付してくださいました!
掲載許可が出たのでスクリーンショットでですが掲載しますねん!
クリックすると拡大表示するようになっています!
1997年と書いてあるように、以前からずっと販売されているフィルムなんですね!日本では、最近流行り出したような気がしますが、これからも販売が続くといいなあと思います!国内正規販売も始まったらいいなぁって思ったりも・・・!
コダックのデータシートは他にもこのように検索すると出てきますよってリンクをくださいました。
でも、Googleの画像検索が開くのでびっくりです笑
たくさん出てくるので色々ご覧ください〜!
ProImage100は低価格帯ながら素晴らしいフィルム!
さてたくさん作例を紹介してみました!シュシュプリとキタムラで多少の違いはあったものの、どちらも満足の仕上がりでした。フィルムカメラを始めたけどインスタグラムや作例紹介で見る写真にならないな〜って方はぜひ、フィルムカメラに力を入れているお店で一度現像してみてください!
今度、今回のフィルムを持ってシュシュプリでデータ化してもらってみます。同じ写真で比べてみるとまた新しい違いがあるかもしれませんし!
というわけで、ProImage100をまとめていきましょう!!
詳細があまりインターネットに出ていないのであまりわからないところはありますが、とにかくおすすめのフィルムです。Ektar100やportraのように高いフィルムはちょっとな・・・って思ってる方におすすめのフィルムだと思います。
夕焼けもいい色してますよ〜!!風景もよし、人物もよし!オールマイティーです!!!
ぜひ、試してみてください〜!!これからも作例を紹介していきますっ!
下の方に「タグ」というのがありますが、そこを見ると色々な記事が出てくるのでよかったらご覧ください。
こちらもご覧下さい!
今回は、KodakのProImage100のレビューでした!